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登山者必読!実践的ビバーク方法!

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目次

ビバークとは

ビバークとは登山時などに遭難し緊急・非常的に野宿・野営を行うことを言います。

状況

おそらくその時あなたは登山の装備しかないはずです。
そして歩きながら気づくのです。
もしかしたら迷ったのではないか、と。
そうと決まったらとりあえずそこから動くのはやめましょう。
下山しようとして下ってたらどんどん奥に入ってしまったというケースもあります。
また、悪路を歩くことによって怪我などの可能性も出てきます。

まずは確認

まずは携帯・スマホの電波が届くかどうか確認しましょう。
電波が届くようであれば近くの警察や家族などに電話をして救助を待ちます。
圏外の場合、電波の届くところを探す必要はありません。
動かないことが大事です。

決断は早めにする

電波の繋がるところを探そうとか、今来た道を戻ろうとか、可能な限り歩いて下山しようといった考えは捨ててください。
なぜなら暗くなったら何もできないからです。
明るいうちにビバークの準備を始めなければ生還率は低くなります。
確実・安全なビバークこそが生還の手段です。

ビバークを決断したら

まず場所を探します。
場所の条件は以下の通りです。

・雨をしのげるところ
・風をしのげるところ
・落ち葉や枝などが近くにあるところ
・川が増水しても問題ない距離があるところ
・地面が濡れていないところ
・落石がないところ

ビバーク準備開始

場所を決めたら、そこでなるべく快適に過ごせる準備をしましょう。
非常事態に備えて様々な道具類があればもちろんいいのですが、そのケースは少ないでしょう。
もちろんテントなんて持ってません。
寝袋もありません。
持って来た衣類やタオル類などをなんとか工夫して身につけます。
横になるところには落ち葉を敷き詰めましょう。
地面の冷たさから体を守ります。

いざビバーク

登山するために飲料水ぐらいは流石に持っているでしょう。
それは唇を濡らすなりして少しずつ摂取しましょう。
ここで「さぁ、サバイバルだ!」と野草や山菜を探しに行ったりするのはよしましょう。
それで得られるカロリーより消費するカロリーの方が多いです。
体を温め、水は節約しながら消費していきます。

あとはひたすら忍耐

救助が来るのをひたすら待ちます。
登山路から遠ければ遠いほど見つかるのが遅くなります。
だから動いてはいけないのです。
食べなくても水だけで10日間〜2週間ぐらいは生き延びれます。
体力がある場合のみ、岩清水などを探してもいいでしょうが、下手に川の水を飲んで嘔吐してしまうとかなりの水分と体力を失うので注意です。

まとめ

もちろん登山する際に非常用の道具を持っていくのに越したことはありません。
小型のツェルトや非常用の飲料水、サバイバルシート、GPSなど。
しかし実際に遭難する方はそういった物を持って行ってない場合がほとんどです。
早ければ遭難した翌日もしくはその次の日には日本では捜索が始まります。
テレビや本の情報は正しいものもありますが、それは海外のケースなども含まれていたりしますので、登山におけるビバークであればとにかく待機です。
仮にもし体力も時間もあり動きたくなったら、下山しようとするのではなく山頂を目指してください
下山はさらに迷うリスクも大きいですが、山頂は発見される可能性が高くなります。

木などが少ない草原などで捜索ヘリから見えるような状況であれば、大きく「F」と地面に書いたり、SOSと書いたり、狼煙をあげたり、太陽の光を反射させたりなどありますが、それはまた次の機会に。

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